コインの手変わりを確認するときなど、ライトがある方が見やすいです。
だいたいの場合、コインショップの店頭に置いていて貸してくれるので問題は無いのですが買ったコインを自宅でじっくり見るのに欲しいですよね。
ネットや書籍を見ると様々な選び方があるのですが、今回は下記の基準で探しました。
・ベル型(シェード付)のデスクライト
・80W形(1,160ルーメン)の電球
・アームライト又はグースネック
アームライトかグースネックを選ぶ理由は、自由にライトの位置を動かせるからです。ピンポイントでコインに光を当てることができます。間近でライトを使うので目に直接光が入らないようベル型のシェード付を選びます。80W形の電球を選ぶ理由は明るいほうが見やすいとの製品情報からです。
アームライト
グースネックは軽いLEDライトが主流で、電球を取り付けるタイプがほとんどありませんでした。そこでアームライトにしぼって探すことにしました。
アームライトと言うと山田照明のZライトが有名ですが、ベル型となるとLED専用の60W形の製品しかありません。昔のモデルには100W形があったようです。
日本の有名メーカーの製品はLED60W形用ばかりでしたので中国製を探すことにしました。
中国製は白熱電球が使える製品が多くワット数を気にせずLED電球を取り付けることが出来て便利です。ただLED電球は80W形から急に重くなるので基準内の重さに収まるか確認が必要です。
楽天だと売られているアームライトの種類が少し多く独特の商品が見つかります。
【楽天市場】アームライト電球
アームライトに付ける電球は「E26」口金が主流です。いちばん一般的なやつですね。
ルーメンはLEDライトの明るさの基準として使われています。
一般の白熱電球を基準とすると下記のような感じです。
電球 40 形相当 485ルーメン
電球 60 形相当 810ルーメン
電球 80 形相当 1,160ルーメン
電球 100 形相当 1,520ルーメン
引用元:電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン(日本照明工業会)
LED電球は白熱電球よりワット数が低いので、形や重さに問題がなければ白熱電球の照明機器で使うことが出来ます。
安価な中国製アームライトを購入してみました
そこそこのレビューでアームの評価もそれほど悪くなかったので白熱電球も使える2千円台の中国製アームライトを購入しました。組立ては簡単ですぐに設置出来ました。
60W形
最初に付属の60W形の電球を取付けてみました。
60W形でも思ったより明るいです。
一番心配だったアームも思ったところでピッタリ止まり良い感じです。
コインに直接光を当てて良く見ることが出来ます。ルーペを使ってもばっちりです。
80W形
80W形に交換してみます。
60W形に比べてかなり明るいです。手元はかなり明るくなりますがコインに当たる光が強すぎるかもしれません。それに80W形のLED電球は60W形よりも長く2センチほどシェードからはみ出でしまいます。これが地味に目に負担で疲れてしまいます。
他のアームライト製品もシェードの大きさはほぼ同じで同じように80W形以上の電球を取り付けてもはみ出でしまいそうです。アームライトの限界は結局60W形のようです。
60W形のほうが見やすい
改めて60W形に付けなおしてみると、最初は明らかに暗く感じますが、コインはこちらのほうが見やすいです。
購入したのはコードにスイッチのあるタイプでしたが、Zライトのようにシェードの上部にあるほうが確実に使い勝手が良いです。
となると、結局60W形を使うならZライトのほうが良かった・・・
でもまあZライトの半額の値段で買えたので良しとします。
アームライトの使い方
一応一般的な使い方を書いておきます。
光が直接目に入らないように目線より下にライトを持ってきます。そして、ライトの下にコインを持ってきて観察します。
プルーフ貨は反射が強烈なので光を当てる角度に気を付けて下さい。反射光で目を傷めてしまうかもしれません。
あとがき
購入した80W形の電球は昼白色でしたが、付属の60W形の電球は昼光色(6500K)でした。
個人的には昼光色の方がコインを見やすいように感じました。
先日TICCに行ってきましたが会場がホテルだけあってオレンジがかった電球色の照明でとてもコインが綺麗に見えます。一円玉ですらキラキラ輝いて心を奪われてしまいます。コインを肴に一杯という方は電球色が良いかもです。!?
結論
・ベル型(シェード付)のアームライト
・60W形(810ルーメン)のLED電球