NGCの新しい10ポイント制のスラブケース「NGCX」が昨年2022年11月に公表され、今年2023年1月から導入されました。
【参考】NGC公式ウェブサイト
https://www.ngccoin.com/specialty-services/ngcx-10-point-grading-scale/
NGCXとは
NGCXはシェルドンスケールの70ポイント満点でなく、10ポイント満点で評価されます。カードやコミックなど多くの収集品が10ポイントで評価されているので馴染みやすいようにコイングレーディングにも導入したとのことです。今までの70ポイント制は無くなることはなく引き続きメインで運用されるようです。
「10＝70」、「9.9＝69」、「9.4＝64」のような感じでグレーディングされます。
1982年以降のモダンコインが対象で、個人では今のところ申込出来ません。対象国については書かれていませんが英国銀貨やパンダ銀貨のNGCXの画像も見かけるので米国コイン以外も対象のようです。
Vault Box
NGCXを最初見たときは変なこと始めたなくらいでスルーしてたのですが・・・こんな売り方があるんですね。
【参考】VaultBox公式ウェブサイト
https://vaultbox.com/
広告を見てそのまま衝動買いしようとアクセスしてみたらすでに完売していました。
シリーズ1は、1箱595米ドルで、1箱に3コイン入っています。
コモン、アンコモン、レアの3分類から一枚ずつ入っていて、一番のハズレはシルバーイーグルの9.9です。おそらく一番外れた場合、ざっくりと3枚合計300米ドルくらいの価値になり約300米ドルの損になりそうです。スラブのコアが赤いと当たりでゴールドやプラチナイーグルが入っています。
最も大当たりは2020年の第二次世界大戦戦勝75周年記念50ドルイーグル金貨です。日本人にとっては微妙なコインですが、米国では超人気コインでNGCプライスガイドによると2023年4月8日現在PF70で23,500米ドル（日本円で約3百万円）の価値です。ちなみに銀貨版の価値も見てみるとPF70で675米ドル（日本円で約8万円）でした。
【参考】VaultBoxシリーズ1 コインリスト
https://vaultbox.com/distribution/series1/
ポケモンカードを購入してレアなカードを引くような楽しみをコインに導入したのだと思います。オンラインゲームのガチャの様な感じでしょうか。このギャンブル性が魅力です。ハズレを引いても買取制度があるので売却に困らないようになっています。（次のシリーズのハズレに利用するのでしょうね。）
そしてシリーズ2が2023年4月10日（米国日付）に前売り開始で今回は1箱739米ドルです。ちなみに今回の大当たりもシリーズ1と同じコインです。
だいぶ値上げしてきましたね・・・シリーズ1は販売開始1時間で完売したとのことでかなり強気です。
あとがき
冷静に考えると輸入の費用も掛かるし買取サービスの利用も輸出の費用が掛かるので、日本からの購入はかなり不利ですね。
どこか日本のコインディーラーで商品化してくれれば良いのですが、大当たりがウナライオンのモダン金貨とかで販売すれば人気出そうな気がします。
日本での商品化待ってます！
