除湿に便利なシリカゲルですが、フライパン不要で楽に再生できる便利な商品もあります。
そういった商品を試してみました。
東洋リビングのモバイルドライ
昔からある製品ですが、ぜんぜん知りませんでした。定番商品のようです。
早速、東洋リビングのモバイルドライを買って使ってみました。
大きいMD-6と小さいMD-3の2種類あり小さい方を購入しました。
インジケータ―がピンクなので使用する前に通電します。
2~3時間と説明にありましたが、かなり湿気ていたらしく、インジゲーターが青になるまで5時間ほどかかりました。
通電直後は本体が熱くなっているので冷ます必要があります。
熱いままコインに接触させてしまうと変色の恐れがあるので注意が必要です。
ドライボックスに入れて使用します。
27Lのドライボックスで使用したところすぐピンクになってしまいました。27Lのドライボックスには小さかったようです。
2回目からは説明通り2~3時間で青になりました。
東洋リビング モバイルドライ MD-6【Amazon.co.jp】袋入りシリカゲル
写真はナカバヤシのドライボックスに付属していた電子レンジで再生できる袋入りシリカゲルです。
一度使用した後、説明書どおり500ワットで2分かけてみました。
水蒸気がついてインジゲーターはまだ紫色のままです。
もう一度500ワットで2分かけてみました。
一見、青くなったようですが、振ってみると青くなったのは表面だけで中のインジゲーターは紫色のままでした。
何度も繰り返して加熱するのはレンジを壊す恐れもあるとのことで、熱が冷めるまで待って、もう一度500ワットで2分かけてみます。
今度はちゃんと青くなりました。
繰り返し再生してシリカゲルが茶色や黄色になると吸湿効果が下がり使えなくなるとのことです。だいたい10回くらい再生できるようです。
商品例: Across シリカゲル【Amazon.co.jp】※アルミ蒸着袋入りとあるのは外袋のことです。
結論は防塵タイプを使い捨て
モバイルドライはとても便利ですが時間がかかるので、袋入りシリカゲルをレンジで再生するほうが楽に感じました。そこで袋入りシリカゲルの商品を調べてみましたが、意外と袋ごと再生できる製品が少ないです。
どうも袋の素材が影響しているようです。
素材が電子レンジの加熱に対応していないと何らかの不具合があるのでしょう。
電子レンジの加熱に対応している袋入りシリカゲルでも方法を誤るとレンジが壊れたり袋が破裂することがあるようです。
電子レンジ対応の袋は不織布のようです。不織布と言っても素材が様々ですので電子レンジ対応を明記している商品以外は電子レンジで加熱しない方が良いです。
不織布の袋は通気性が良いので除湿のスピードが速く金属の錆防止などに使用されます。不織布の他は、食品衛生法に対応した食品用の袋や精密部品用に粉塵を防止する袋に入ったシリカゲルがあります。
シリカゲルの粉塵がコインに付着すると水分を集めて変色の原因になる恐れがあるので粉塵を防止する袋は良さそうです。そこまで神経質になる必要は無いのかもしれませんが念には念を入れて粉塵を防止する袋入りのシリカゲルを使い捨てで使用したいところです。
そもそも変色を防ぐためにシリカゲルを使用するのに、下手に扱って粉塵をコインに付着させてしまったら本末転倒ですからね。
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